UTTACセミナー 2017年5月17日(水)

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応用加速器部門利用者各位

5月17日(水)に、以下の内容で、博士論文提出に向けたUTTACセミナーを開催します。
是非、お集まりください。

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日時:2017年5月17日(水)13:30~15:30
場所:共同研究棟C三階305室
講演者:木村 創大 氏 (数理物質科学研究科物理学専攻博士後期課程)

<題目>
Precision mass measurements of neutron-deficient nuclei in A ∼ 60 − 80 region via multireflection time-of-flight mass spectrograph

<概要>
陽子過剰側な原子核の質量はI型X線バーストを駆動する早い陽子捕獲過程(rp過程)において重要な役割を演じており、高精度(dm/m < 10^-7)の質量データが求められている。
またrp過程で鍵となる核種の多くは100ミリ秒以下の寿命しか持たずPenningトラップなどの従来の手法では測定が困難であった。
本研究では10ミリ秒以下の測定時間で高精度な質量測定が可能な多重反射型質量測定器(MRTOF)による提案した。
理化学研究所で超重元素の質量測定を目指しMRTOFとガス充填型反跳核分離装置GARIS-IIを組み合わせたSHE-mass facilityの開発が進んでおり、同施設を用いて対称な反応系を用いて合成した中性子欠乏な中重核の精密質量測定を行なった。
本講演ではGARIS-IIの対称な反応系への応用および質量測定の結果について報告する。
またSHE-mass facilityによるrp過程で重要となる陽子過剰核の精密質量測定の可能性についても議論する。
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